プレモーテムテンプレート
著者: アトラシアン
未来は予測できないでしょうか?このプレモーテムテンプレートは次善の策です。
ターディス (次元超越時空移動装置) を使用できさえすれば、製品が成功するかどうかを確認できるでしょう。それができなければ、プレモーテムの実行が次善の策になります。プレモーテムの期間にブレーンストーミングを実行し、プロジェクトのリスクと機会を可視化して計画を明確にし、リスクを回避したり、機会を利用したりします。このプレモーテムテンプレートを使用して、ミーティングやドキュメントメモ、意思決定を構造化し、チームを生産性が高くてプロアクティブなブレーンストーミングセッションに導きます。
プレモーテム テンプレートの使用方法
ステップ 1. いくつかの事前作業を割り当てる
プレモーテムに 60 ~ 90 分の時間を使うように計画します。それほど多くの時間ではありません。事前にいくつかの宿題を割り当てることで時間を有効活用し、出席する全員が生産的に議論できるように準備しましょう。テンプレートの「事前の作業」セクションには思考を促すような質問がいくつか用意されており、ミーティングの前に検討しておくよう、チームに依頼できます。その後、ミーティングを開始したらすべての回答について議論し、先入観を持たずに斬新なアイデアを出せるようにします。
ステップ 2. ミーティングをホストし、概要を共有する
テンプレートの大部分は、大まかな課題を策定し (ブレーンストーミングセッションから計画段階まで)、プレモーテムミーティングを構成するために利用できます。計画しているプロジェクトおよびこのプレモーテムセッションの重要性を示す簡単な概要を準備することから開始します。テンプレートの「プロジェクトの概要」セクションには、コンテキスト追加のため、チームのプロジェクトポスターへの直接のリンクを貼るスペースもあります。このようにステージを設定することで、開始から全員が連携し、さらに効果的な議論が実施できるようになります。
ステップ 3. ブレーンストーミングを開始する
プレモーテムミーティングの大部分は、潜在的なリスクと機会についてのブレーンストーミングに使います。チームを 2 つのグループに分けます。1 つのグループは「楽観的 (コップが半分満ちている)」アプローチで、プロジェクトを成功させる方法を検討し、もう 1 つのグループは「悲観的 (コップが半分空)」アプローチで、プロジェクトが失敗に至る道筋を考えます。各グループは、テンプレートの「ブレーンストーミング」セクションの表を使用し、一緒に作業するチームメンバーを記入し、割り当てられたアプローチによって成功または落とし穴の可能性を書き出し、似かよったアイデアをいくつかのテーマにグループ化します。
ステップ 4. 優先順位を特定する
20 分ほどブレーンストーミングを行えば、どちらのグループも多くのアイデアを生み出すでしょう。次は、チーム全員が再度集まって、お互いにクロスチェックをする時間です。各グループの代表者が、出されたトピックとテーマをまとめます。オープンな議論の口火を切るようにはっきりと説明します。チームメンバーはわからないことを質問し、ときにはアイデアや仮説に対して疑問をぶつけても構いません。すべてがテーブルに出そろったら、チームメンバーに 5 分間の時間を与え、上位 3 つの潜在的な失敗と成功にそれぞれ投票してもらいます。テンプレートからグリーンのチェックマークをコピーし、「ブレーンストーミング」テーブルで選択されたテーマの横にそれを貼り付けることで、簡単に投票できます。
ステップ 5. 地雷を踏まないように計画を立てる
全員が投票を終えたら、上位に投票されたリスクと機会を確認します。しかし、プレモーテムは対処ではなく予防です。成功を保証し、危険を回避するためにどのような手順を踏めばよいでしょうか? テンプレートの「計画を立てる」セクションを使用し、アクションアイテムを設定して、チームメンバーを割り当て (チームメンバーの @ メンションをお忘れなく)、締め切りを設定します。これらを次の手順で詳細に議論することで、プレモーテムを仮説から実行可能なものに転換します。
アトラシアンは、ソフトウェア開発者、プロジェクトマネージャー、コンテンツ管理向けの製品を開発するエンタープライズソフトウェア会社です。
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