Close

カテゴリー

年間計画のワンページャー テンプレート

著者: Mike Cannon-Brookes, 共同創業者兼CEO @ アトラシアン

大きな目標に向けて、組織全体を団結させる

テンプレートを使用する
年間計画のワンページャー テンプレート

従業員が自分の会社についてどれ程理解しているかという調査で、会社の戦略を正しく特定できたのはわずか 29.3% の参加者に過ぎませんでした。会社の方向性は明確であってほしいと思っていても、日常業務をこなすチームにとって大きな目標と優先順位は見えにくいものです。それが、アトラシアンの共同創立者であり CEO でもある、Mike Cannon-Brookes が、この年間計画のワン ページャー テンプレートを開発した理由です。これにより誰もが、自分が取り組んでいることとその理由、仕事の責任の所在を理解できるとともに、自分の仕事をより大きな目的に結びつけて考えられるようになります。

年間計画のワンページャー テンプレートの使用方法

ステップ 1. 価値と使命を説明する

会社の価値と使命は従業員のすべての行動の基盤になります。しかし、実はそれらは思うほどには全員が最優先しているわけではありません。このテンプレートの [価値] と [使命] の各セクションを使用し、それを平易な言葉で記述します (つまり、専門用語やバズワードを避ける)。これは、従業員全員が戦略と目標を確認し、肝に銘じるために重要なコンテキストです。

ステップ 1. 価値と使命を説明する

ステップ 2. 戦略と 3 年間の目標の概要を示す

このワン ページャー テンプレートは今の立ち位置を説明し、目指す方向性を共有するためだけのものではありません。[戦略] セクションを使用し、会社が重点を置く、3 つの主なイニシアチブについて書き留め、[重視する市場] セクションでターゲット オーディエンスについて説明し、[3 年間の目標] セクションで比較的近い将来にあるべき事業の位置づけを共有します。

ステップ 2. 戦略と 3 年間の目標の概要を示す

ステップ 3. OKR の概要を用意する

OKR はチーム全体を同じ方向に向かわせる効果的な方法です。しかし、自分たちのためだけの目標にとらわれやすく、他のチームが何に取り組んでいるかを見失う場合があります。[会社の OKR] テーブルを使用し、設定した目標を最優先するようにしましょう。チームや OKR 自体の記録に加えて、所有者にも @ メンションし (これにより、メンバーが担当者を把握できます)、スコアを割り当てて、目標に向かって予定どおりに進んでいるのか、遅れているのか、まだ作業が必要なのかを全員が即座に確認できるようにします。

ステップ 3. OKR の概要を用意する

ステップ 4. グローバルな優先順位を特定する

すべてのチームが優先順位を共有していることは忘れられがちです。チームは部門内でただばらばらに行動するようになりがます。[グローバルな優先順位] セクションで、会社全体で何に重点を置いているのかを説明し、全員を連携させます。たとえば、3 つの新しい市場への拡張に取り組んでいるならば、ここに記載します。これはすべてのチームが担う個々のピースが、大きなパズルの形成にどのように貢献しているのかを理解するのに役立ちます。

ステップ 4. グローバルな優先順位を特定する

ステップ 5. チームの特定の優先順位を掘り下げる

ここで、チームごとの優先順位をもう少し細分化していきます。これらの指定されたセクションを使用し、所有者を割り当て、グループの使命を簡単に説明し、達成しようとしている主な目標結果を記録します。連携を強化し、組織全体で透明性を高め、各個人が進捗に責任を持つように心がけます。

ステップ 5. チームの特定の優先順位を掘り下げる
アトラシアン

Mike Cannon-Brookes

共同創業者兼CEO @ アトラシアン


Mike Cannon-Brookes はアトラシアンの共同創業者であり共同 CEO です。Spotify、NASA、Mercy Ships、Sotheby’s、Visa など、世界中の 15 万を超える大小の組織がアトラシアンのコラボレーション商品でチームの連携を高め、成果を上げています。

  • 4L によるふりかえり

    アトラシアン

    4L によるふりかえり

    このテンプレートを使用して、チームで 4L によるふりかえりを実施します。

  • なぜなぜ分析

    アトラシアン

    なぜなぜ分析

    このテンプレートによってなぜなぜ分析を行い、チームの問題の原因を特定します。

  • 全社会議

    アトラシアン

    全社会議

    ビジネスの最新情報、達成、従業員の注目事項などを、より大規模なチームと共有できます。